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APCかわら版

年頭の辞

あけましておめでとうございます。

株式会社朝間商会の会社設立日は、昭和28年(1953年)4月7日です。
昨年平成25年(2013年)に、設立60周年を迎えることができました。

過去のいろいろな出来事を思い、静かに祝いたいと願い、晴れがましい行事は行いませんでした。社長の私は記念日が日曜日であったので、大好きな京都に出かけ学生時代の思い出深い寺町の「きむら」で真昼間からすき焼きを食べ熱燗を飲みました。
また、平成9年(1997年)に、製材業からプレカット加工業に業種転換してから16年が経過しました。私は若い時に商社勤めをして繊維部門にいましたが、綜合商社の当時のものすごさを肌で感じることができました。商社勤めをやめて故郷の和歌山に戻り、父が社長であった米材製材業経営の勉強をしました。仕入は、商社を通じてアメリカ・カナダのサプライヤーから、販売は、東京や長野の材木屋へ、工場は製材機のここちよい音が響き、操業は朝8時から夕方5時まで日曜は休み、残業はほとんどないというたいへん結構な商売でした。
結構な商売であった米栂製材がやっていけなくなったのは、平成7年ころからで、プレカットへの転業は少し遅れましたが、滑り込みセーフといったところです。

プレカット加工業というのは、難しくて、忙しい商売です。工場の24時間操業は当たり前で、日曜日も祭日もたいてい工場は動いています。一軒の家の部材を作るのに、少なくとも5つの機械が、別々の場所で、別々の時間に、別々のオペレーターによって動いています。出荷する時初めて1軒の家の部材がトラックの上に集まるのです。連絡事項は口頭では無理で、紙やメールを使いますが、どの工場にも独自のシステムが確立されており、朝間には朝間でしか通用しない独自のシステムがあります。以前『プレカットはコンビニと同じ、24時間365日店を開け、働く人は交代で休む』と申し上げたことがありますが、その通りだといま改めて思います。
木材業というより、むしろ建築業に近い仕事なので、外から見れば建築を学んだ若者が多く働いていると思われるでしょうが、実際は建築専門に訓練を受けた従業員はわずかです。ごく普通の、しかもいきのいい若者がいる職場です。操業当初はわけも分からず、よくもやってこれたものだと思います。会社のレベルが上ったなと思えたのは実は3年前ほど前からです。CADはもちろんのこと、工場の実力がポンと跳ね上がった気がします。創業理念である“SPEED&SURE”が実現できそうです。4月からは、18歳の若者3名が入社します。4月からの消費税率アップで今年は仕事が減ると予想されていましたが、落ち込みは少ないと思われます。今年も元気を出して頑張り、みんながよい年になりますように。

 

2014年1月1日
社長

 

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