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APCかわら版

年頭の辞

あけましておめでとうございます。

2014年度のノ−ベル物理学賞に、赤崎勇氏・天野浩氏・中村修二氏の3名が選ばれた。

青色発行ダイオ−ドの発明と実用化の功績によるものだ。  過去のノ−ベル物理学賞受賞者は、湯川秀樹氏、朝永振一郎氏、江崎玲於奈氏、小柴昌俊氏、小林誠氏、益川敏英氏の6名だ。これらの方々には、日本人として誇りに思い、すばらしい偉業を成し遂げられたと尊敬する。ただ残念ながらその功績については、凡人にはなんのことやら、ちんぷんかんぷん分からない。
 
今回の3名が成し遂げた偉業は実にわかりやすい。ニュ−ス番組などで専門家がよく解説しているが、凡人でも理解できる。それと3人が学者であるとともに、人間として親しみやすく、実に面白い方々であるのが特徴だ。師弟関係である赤崎氏と天野氏がお互い尊敬しあい頼もしく思っている姿も実にほほえましい。受賞式前の英語のスピ−チは、英語をちゃんと理解していないものでも、ユ−モアたっぷりの魅力のあるものであることがわかる。研究の過程は、昔も今も地味で、根気の要るものであることは変わっていないが、発見したあとの無邪気な喜び方が人間らしく、学者の世界にも新人類が誕生したのだと思う。中村修二博士が、研究のモチベ−ションを高める方法を聞かれ、「怒りだ。それがすべてのモチベ-ションを生み出す。」がと答えたがまったく同感で正直な方なのだと尊敬する。そして受賞式本番では3人の極端に緊張した顔が見られた。本当にいい方ばかりだと感じた。受賞後のインタビュ−では元の学者の顔を取り戻し、現在LEDの効率は5060%だが、それを100%になるよう研究を続けると言い切っておられた。大学院生に、研究のモチベーション(動機づけ)を高める方法を聞かれた。 中村さんは「怒りだ。それがすべてのモチベーションを生み出す」大学院生に、研究のモチベーション(動機づけ)を高める方法を聞かれた。 中村さんは「怒りだ。それがすべてのモチベーションを生み出す」  

この2014年を記念して、わが社もすべての照明を全面的にLEDに変えた。電気代だけ考えればもっと早く変えるべきであったが、あまりに高額なので躊躇している間に、世の中が急激に進歩し、工事費を含め、手の届く価格になったので思い切ることにした。電気の球が切れる心配もなく、街では普通の電灯の光よりポピュラ−になったLEDの輝きは24時間操業のわが社にはもってこいと言える。西浜工場の庇下から土場を投光しているLED(日立製)は159,810円だ。3名の学者に感謝するとともに、わが社のLEDを次に取り替える時、値段はいくらになっているのだろう、そして自分はいったい何をしているだろうかと考え込んでしまう。

 

2015年1月1日
社長

 

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