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APCかわら版

年頭の辞

あけましておめでとうございます。

  一昨年2014年末機械を全面更新し、123日から本格稼動した新しい加工機でのプレカットは、12月、1月、2月の3ケ月間はめだった成果はあげられなかったが、3月より加工機の実力通りの加工ができるようになり、顧客の評価もよく新規取引先も増え、1月から12月までの1年間で43,251坪の加工実績(前年同期比40%増)となった。

 数字から見れば順調な1年であったように思えるが、実は10月に、朝間プレカット始まって以来の困難に直面した。事件の全容は1月末に新聞発表することになっており、ここでは書くことができない。

 この事件でかなりの顧客を失うことになり、数年かかって作り上げたバランスの取れたきれいな販売地図がいっきに崩れてしまった。いまのところ予想以上の需要があるため、加工するものがないという苦労はしてはいないが、今後需要が落ち込んだとき朝間を真っ先に指定工場から外す恐れのある大得意先が複数ある。クレ−ム発生時に事件の渦中での対処としては他の選択がなかったので後悔しているわけではないが、はなはだ無責任な対応しかできず、なにも聞かされていない顧客にとっては迷惑至極な話で、ペナルティを課せられても致し方ないとは思う。簡単にはできないかもしれないが、11棟確実な加工と対応により少しずつでも信頼回復に努めるしかない。

 朝間のせいではないのに、関係者の中で一番ひどいめにあったけれども、顧客とさらに顧客の販売先の人間性や考え方などを十分すぎるほど見ることができた。商売は売り手と買い手がスクラッチで取引するものであり、会社の小さい大きいは関係ないと思う。事件が終結したら新しい販売戦略を練らなければならないが、できることであれば、こころ豊かな美しい考え方を持つ顧客とだけ取引したいものである。

 

201711日 社長

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