会社の概要 事業内容 採用情報 連絡 地域情報リンクへ

APCかわら版

年頭の辞

あけましておめでとうございます。

  

毎年12月半ばに清水寺から発表される「今年の漢字」は「災」と決まった。

「今年の漢字」は日本漢字能力検定協会(京都市東山区)が1995年に始めたもので、今年で24回目。ウェブ投票や図書館などに設置された投票箱で募集を行い、一番多かった漢字を「今年の漢字」として森清範貫主の揮毫(きごう)で発表している。

日本各地で地震や台風、豪雨、猛暑などさまざまな災害が発生したが、わが社もそれらの災害を受けた当事者となった。

まず、9月末から10月はじめに近畿南部を襲った台風20号と21号は和歌山市を直撃し、和歌山市西浜の通称プレカット通の電柱をすべてなぎ倒し、5日間電気が来ず操業停止に追い込まれた。また資材倉庫がある築港事業所も製材品倉庫2棟が吹っ飛び、近隣工場にも迷惑をかける惨事となった。職人不足は顕著で、1212日現在も被災箇所は修理できていない現状である。

極めつきは、1012日社長が帰宅途中自宅近くの横断歩道を渡っていたとき、後ろからきた乗用車にはねられたことである。12月半ば現在リハビリ中で快方に向かっているが、以前の働き者社長の姿はまだ期待できない。まったく今年の漢字は、「災」以外考えられない。

もっとも業績のほうは、8月に新設した「束加工機」を年末に向って現場は有効利用する方法を生み出し、結果として1年間46,976坪の加工量を達成し、前年比1%増と悪環境のなかでは大健闘の結果となった。

本年2019年は、2020東京オリンピックの前年であり、2025大阪万博への実質スタ−トの年であるから、10月の消費税アップの逆風はあるというものの、木材業界はこのまま好調に推移していくものと思われていた。しかしながら年末に世界的な株の大暴落が起こって、経済の先行きが読めなくなった。

2019年の「今年の漢字」が、災い転じて福、「福」となるよう祈る。

 

 

201911

社長 朝間喜久雄


Copyrights(C) 2005 Asama Shokai Co., Ltd.